■矢筈板
長方形の真塗で木口が矢筈に切り込んであります。
上部がやや広くなっているもの
が正式ですが、上下に差が無いものはどちらを上下にしても構いません。古銅、青磁
、染付など真の花入に使います。
■蛤端
木口が貝の口のようになっているもので、真塗、溜塗、蝋色塗、黒掻き合わせ塗などがあり、砂張、施柚の国焼など行の花入に使います。
■丸高台
本来香炉を荘る台で見立てものとして使います。真塗、溜塗などがあるほか大きさも種々で真、行、草いずれにも使います。
その他、桐、松、杉、桧、欅を材にした「木地の蛤葉」は、草の花入としてして使
われる釉薬のかからない素焼や焼〆、竹、瓢に使います。大広間では「大板」「長板
」を使うことがあるほか、古銅の花入には「羽田盆」も使われることがあります。
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